傷病手当金のご相談がはじまりでした。
その後、傷病手当金を受給できましたが、1年6ヶ月で傷病手当が終了してしまいました。(傷病手当金は同一の傷病で最長1年6ヶ月で終了してしまうものです。)
クローン病と診断されたのは、30年ほど前でした。障害者手帳もお持ちでしたが、初めて診察を受けた医院やいくつかの転院先も廃院していたため、障害年金の知識のあるご本人も諦めていたそうです。
まず、本人から今までの通院歴を伺い、廃院した医院にも引き継いだ医院がないか調べましたが、何も有益な情報が得られませんでした。
そこで、受診状況等説明書を添付できない理由をご本人と協力して病歴申立書として申請書に添付しました。次に診断書ですが、現在通院している医院の医師に診断書の作成を依頼しました。
医師とは3回程度書類のやりとりをしながら、診断書の作成を進めていきました。病歴申立書も、ご本人が納得いくまで何度も訂正し、申請しました。
「私、難病指定を受けている病気なんです」の一言からはじまりました。
ご本人は、この病気のために仕事を辞めざるを得なかったそうです。
しかし、障害年金という制度を全くご存じありませんでした。
まず、ご本人から病気がわかった時期を聞くと、10代のときだと伺いました。既に20数年前の話でした。
障害年金請求時、社会保険に加入していませんでしたが、20歳前障害なので受給要件の一つである保険料納付要件は問われませんでした。
受診状況等説明書を2つの医院の医師に依頼し、診断書は現在通院している医院の医師に依頼しました。病歴申立書については、ご本人とお話しながら作成し申請しました。